初めてのお買い物も安心
アイジェネリックストアーが選ばれる理由
カテゴリー

Vol.6 イオン導入について解説いたします!

みなさんは「イオン導入」という言葉をご存知でしょうか?

「イオン導入」とはお肌の深部に届けるのが難しい有効成分を電気の力で浸透させる方法です。

「化粧品の中でも特にベースのお肌に使う基礎化粧品は良いものを使っている。」
「普段化粧をしない分素肌の綺麗さを磨きたい。」
「少しでも有効成分が届くようにパックやハンドプレスは欠かさない。」

というようにお肌のお手入れをがんばっている方にこそ知ってもらいたい方法です!

そこで今回は美容皮膚科の治療や美容家電でホームケアも可能な「イオン導入」について 詳しい原理や使用できる有効成分など詳しく解説していきます!


✧イオン導入とは
  肌に塗るだけではお肌の表面までしか浸透しない水溶性の有効成分を、微弱な電流の力で数十~数百倍浸透させる方法のことです。


✧イオン導入の魅力✧
・配合の成分、添加物によっては持っている化粧水をイオン導入で浸透させることができる!

・美容皮膚科に通うほかにも市販の美容家電で自宅でセルフケアできる!

・お悩みに合わせて導入させたい成分を選べる!


✧イオン導入のしくみ✧

皮膚断面図
皮膚は元来、紫外線や有害物質などの外部刺激から体を守る役割を持っています。
その一つとして、皮膚の最外層である角質層のバリア機能があります。角質層では平たい角質細胞が何層も重なっており、その隙間の角質細胞間をセラミドに代表される細胞間脂質が埋めることで外部からの異物(特に水溶性の物質)の侵入を防ぐ物理的バリアを形成しています。
また角質層はわずかに(+)その下の顆粒層はわずかに(-)を帯び二層の間には電気的な境界ができているため、ここを+か-いずれかに帯電したものが通過しようとすると同じ電荷同士の反発力ではじかれるor異なる電荷同士の引力により吸着されることで阻止されてしまします。
以上から、このバリア機能により、化粧水のような水溶液は皮膚の表面にわずかな浸透しかできません。
皮膚への浸透性を高める方法として下記の方法が考えられますが
①浸透物質の濃度を高くする
②角層のバリア機能を低下させる
③外からエネルギーを加える
「イオン導入」は直流電流の力を利用し③の方法で浸透力を高めています。
イオン導入では(-)物質を浸透させたいなら(-)電極を、(+)物質なら(+)電極を皮膚表面にあて電流を流します。例えば(-)電極をあてたとすると反対の(+)電解質が表面側に集まるため、(-)有効成分は電極との反発力と皮膚内の(+)電解質との引力が合わさった【電極→皮膚内部】の力で浸透していきます。
※皮膚内部には様々な電解質(イオン)が存在


✧イオン導入におすすめの成分と効果✧
  水中で電荷を持つようになるので水に溶ける物質であればイオン導入することができます。
また効果は個人差もありますが1~2週間と言われています。


【ビタミンC】
純粋なビタミンCは水に非常に不安定ですぐに酸化されるため効果がすぐに失われてしまいます。そのためイオン導入ではビタミンCの構造を変化させた安定性の高いビタミンC誘導体が用いられています。

作用:
過剰な皮脂の分泌抑制、メラニンの生成抑制、コラーゲン合成促進など

期待される効果:
ニキビ跡、くすみ、穴、肌荒れの改善など
【トラネキサム酸】
作用:
メラニン生成抑制、抗炎症作用

期待される効果:
肝斑(かんぱん、 乾燥肌・敏感肌 しみ・そばかす、くすみの改善など
【グリシルグリシン】
作用:
細胞中のイオンバランスを整え、皮膚のターンオーバーを正常化

期待される効果:
保湿力をアップ、肌のキメを整える、毛穴を引き締めるなど
【ビタミンE】
作用:活性酸素の除去、血行促進

期待される効果:
アンチエイジング、しわ・たるみ・肌荒れなどの予防など
【プラセンタ】
作用:メラニンの生成抑制および排出促進、抗炎症作用

期待される効果:
アンチエイジング、くすみ、肌荒れの改善など


✧イオン導入に関する注意
  ・痛みは無いとされていますが、微弱な電気が流れるため、目がチカチカ、ピリピリ感を感じる方もいます。
・ペースメーカーの方、妊娠している方、心臓病の方、不整脈のある方は利用することができません。
・アクセサリーなどの顔周りの金属類、補聴器などは利用前に外す必要があります。


今回は✧美容皮膚科の治療・お薬解説✧の最後を飾る第六弾として「イオン導入」について解説いたしました!美容皮膚科に通われる前やホームケアでチャレンジしたい方などのお役に立てれば幸いです。
※今回ご紹介した利用の流れや利用前後の注意はあくまで例であるため、ご利用に際しては製品ごとの説明または医師の指示に沿ってのご利用を推奨いたします。