花粉が肌荒れの原因に!?2020年の花粉飛散量は・・・
今年の花粉飛散量は少なめの予想ですが、それでも油断はできません。
例年通り、早めの花粉症対策を!
本格的な冬の寒さを感じるこの頃ですが、今年は暖冬になると言われています。
暖かい日が続くと、今度は花粉が気になるシーズンに突入します。
この時期特有の肌荒れ、かゆみの原因は花粉の場合があります。
●花粉の到来時期は?
冒頭にも触れましたが、今年の冬は例年より気温が高く推移する見込み。
花粉の飛散時期は、前年秋ごろの気温及び、1、2月の気温が関係する
と言われています。
スギやヒノキの花芽は夏に休眠状態に入り、
この休眠状態からの覚醒は秋~冬にかけての気温が低いほど早くなります。
その後は気温が高いほど開花がはやくなるため、
1月以降の気温の高さが飛散時期に影響を及ぼします。
2019年の11月の平均気温は平年より高く、また1月以降は暖冬と
言われていることから、今年の花粉の飛散時期は
例年並みかやや早まる予想のようです。
●2020の花粉の飛散量は少なめ予想
気になる花粉の量ですが、例年よりも少ない予想となっております。
花粉の飛散量を決定するのは、前年の夏(特に6~7月)の気候と、
前年の飛散量です。
花粉量と前年夏の気候の関係は下記の通りです。
・気温:高いと↑
・日照時間:長いほど↑
・雨の日:少ないほど↑
また、前年の花粉が少ないと翌年に増える傾向にありますが、
近年は必ずしもこの通りではないようです。
さて、肝心の今年の花粉量ですが、2019年の花粉が多かったことと、
全国的に梅雨が長引き、日照時間が短かったことから、
「少ない」という予想になっています。
特に九州ではかなり少なく、中国~関東地方にかけては例年より少ない予想。
一方、東北では北上するにつれ例年並み~やや多い予想となり、
残念ながら、北海道では例年より多いという予想になっています。
ただし、花粉症の症状がつらくなる2000個/㎠/シーズン
を超える地域は多いと考えられます。
対策は早めかつ、怠らないようにしましょう。
●花粉症の症状は皮膚にも?
花粉症の症状と言えば、鼻水やくしゃみ、目のかゆみ、
喉のイガイガなどが代表的です。
しかし、あまり知られていませんが皮膚症状が出る方もいて、
「花粉皮膚炎」と呼ばれています。
特に、この時期だけ皮膚が荒れるという方は花粉皮膚炎の可能性が考えられます。
症状としては、肌荒れ、かゆみ、赤みで
ひどい方では強いかゆみ、湿疹などが出ることがあるそうです。
冬の皮膚は、寒さや乾燥によりバリア機能が低下し、
敏感な状態になっています。
そのため、通常では防げるはずの花粉の侵入を許してしまい、
アレルギー反応を起こしてしまいます。
対策としては、マスクやメガネ、帽子を用いてなるべく
肌に花粉がつかないようにすることが第一です。
また、洗顔の際は洗顔料をよく泡立てて、
皮膚を傷つけないよう優しく洗い、
洗った後は速やかに保湿するようにしましょう。